川島 史也
Kawashima Fumiya
人物彫刻を中心に、ブロンズ鋳造と乾漆という技法を用いて制作しています。彫 刻の立体的な造形性と併せて、素材表現の多様性を追求しています。 制作は、まず粘土を用いた塑造による原型制作から始まります。原型完成後に、石膏を用いて型取りを行い、ブロンズや漆に素材転換します。塑造の段階では、人物の造形や雰囲気をいかに形作るかに注力しています。 しかし、素材転換後は、素材をどう見せるかが、私の関心事となります。素材と技法の特質を活かし、彫刻表面の在り様を探求することで、彫刻独自の人物表現が可能となるように思えます。 生きた人間のかたちと、彫刻素材が喚起する印象を掛け合わせながら、現代における具象彫刻表現の可能性を探求しています。
1989 栃木県足利市生まれ
2019 筑波大学大学院人間総合科学研究科博士後期課程芸術専攻 修了
個展
2025 People in my mind 川島史也展（蔵の街市民ギャラリー / 栃木）等
グループ展など
2025 乾漆の造形 皮膜と身体 -漆芸と彫刻のインターセクション-（茨城県つくば美術館 / 茨城）
2024 第77回二紀展【小島賞】（国立新美術館 / 東京）
2023 臺日國際交流生漆雕塑展（國立臺灣藝術大學 教學研究大樓1F 國際展覽廳 / 台湾）
OHTAWARA AQUI（Estudio DEZENOVE / ブラジル）
2022 第15回記念春季二紀展【第15回記念会員賞】（東京都美術館 / 東京）
2018 日伊ブロンズ彫刻家交流展（ヴェナンツォ・クロチェッティ美術館 / イタリア）
2014 都美セレクション 新鋭美術家 2014（東京都美術館 / 東京）
2013 第76回河北美術展【河北賞】（藤崎 / 宮城）
ベストセレクション 美術 2013（東京都美術館 / 東京）
第67回二紀展【優賞】（国立新美術館 / 東京）
2012 第66回二紀展【二紀賞】（国立新美術館 / 東京）